薪の話 初回

お山の畑 薪販売のサイトを新設しましたので、薪のいろいろな情報をお伝えするページを始めました。退屈な話になるかもしれませんが、お付き合いください。

薪に規格はあるの?

販売されている薪に規格はあります、日本では定められていませんが、
環境省は、木質バイオマスストーブ、環境ガイドとして、ストーブで使う薪の基準をガイドしています。更に、都道府県ごとに、薪の残留セシュウム基準を設け、薪販売業者の指導も行っておりますが、法的に販売基準として定められたものは存在していません。
木質バイオマス使用の先進地、ドイツや、スイス、フィンランドなどには、長さや、販売単位、乾燥度合いなどについて、キチンとした規格があり、その規格を遵守して、薪が流通しています。
薪を作る側も、薪を消費する側も、安心して環境にやさしい薪ストーブを使っているのです。

グレーになった、2年乾燥薪
中心内部の含水率は20%

見た目はチョット汚れています。皮も剥がれかかっていますが、
この状態が完全乾燥薪です。

薪も軽くなって、カンカンとした音になります。
持ち運びも楽になっています。

カーボンニュートラル?

燃焼により排出された二酸化炭素は、木の成長に伴い吸収されることを言います。木質バイオマスは、森の成長に合わせた、バランスの良い伐採利用をすることで、持続可能なエネルギーとして注目され始めてから、木質バイオマスボイラーや、ストーブの使用が活発になりました。
里山の木を利用することで、石油などの化石燃料を使わなくなり、化石燃料を買っていたお金が、残ることで、地域の活性化や里山の保全にお金が使えるようになり、循環型経済が始まります。


里山風景 雫石・西安庭

冬里山から伐り出した、薪原木

ストーブと薪の正しい使い方とは

住宅地などで薪ストーブをお使いの方は、近隣とのトラブル回避のため、気を使いながらストーブを使用しているようですが、適切な使い方で回避が出来ます。
薪ストーブの燃やし方については、冬が近くなってからお伝えすることにして、今回は、安全な薪の選び方(作り方にも共通)をお伝えします。
ストーブで使う薪の絶対条件は2つです。
① 乾燥していて、含有水分量が22%以下であること。
② 含有セシュームが40ベクレル/㌔以下であること。
楢の薪は含水量が20%近くになるためには、2年近くかかります。
よく乾いた薪は、火付きが良く炭化してからの燃焼時間が長くなり、高温で燃焼します。
含水率が0%の場合4660Kcal/kg得られるのですが、20%では3540Kcal/kgさらに
50%となると1890Kcal/kgしか得ることが出来なくなり、ストーブが温まらず、
VOCやPHAと呼ばれる、発がん性のある青色が混じった煙が排出されます。
よく乾いた薪は白い煙を排出し、ストーブの温度が上がるにつれて、少量の白煙が見られるだけになります。
高温で燃える、乾燥した薪は、1年くらい乾燥させた含水率35%の薪と比較すると、30%以上効率的で、使用する薪の量が30%以上減少すると言われています。


薪の乾燥、下からも風が入るようにしてある

安全な薪を使う

薪の由来に注意しましょう。
薪ストーブは何でも燃やせますが、煙や灰になって排出される有害な成分があることを知っていますか。
建築廃材には、防腐剤や接着剤塗料が付着しています。
果樹の樹木や、街路樹には農薬が附着しており、共に燃焼時に有害物質が排出されます。
さらに、含有セシューム量が大きい薪は、燃焼後の灰から高濃度の放射性物質が検出され、被爆する事になります。
みんなが、安全に暖かくなるために、由来が明確な無垢の薪を使う必要があります。
針葉樹の薪を使うことも可能ですが、短時間で燃え尽きる事、高温になりやすく
ストーブや、煙突にダメージを与えやすく、煙突にタールが附着しやすいため、煙突火災が起きやすいことに注意が必要です。

 

 

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