上手に薪ストーブを使う方法

わずかな薪で暖かくする 薪ストーブの燃やし方

薪を売っている、私たちが薪を沢山使わなくても暖かくなる、エコなストーブの使い方をお話しすることが、可笑しなことなのですが、お客様各々、薪の使い方に大きな差があり、薪ストーブの使い方も色々あることが解りました。
お客様の一番の悩みは、『薪の使用量を減らしてもっと暖かくしたい』と言うことでした、私も、以前はいつも薪の使用量を気にしていたように思います。

お客様から伺ったお話と、私の薪ストーブを使ってきた経験から、薪ストーブの燃やし方を、お伝えしたいと思います。
長いお話になりますが、最後までお付き合いください。

効率的に燃やすための準備

準備するものは、燃料と、心構えです。
18か月以上乾燥させた8~15cmの太さの薪、3㎝位の太さに割った薪、
良く乾燥させた小枝や杉の葉シバ、薪割のときに発生する木っ端、木の皮。もしくは着火剤です。

3㎝くらいの小割薪、1シーズン分となると50㎏ほど必要になりますから、時間を見つけて用意する必要があります、買った薪を小割するか、杉板などを小割して用意してください。建築廃材を使ってはいけません。

3~5センチ位に割った焚き付け
木の皮も有能な着火剤です

 

使うストーブの点検清掃も、必須です。
煙突掃除は勿論です、煙突トップ部分は特に煤が多いので念入りに、そして忘れがちなのが、扉などのガスケットの交換です。ガスケットは、ストーブの密閉を保つために必要な部分であり、燃焼性能に大きな影響がありますので、必ず点検しましょう。灰皿の灰は、半分以上残しておきます。

着火方法

素早く、簡単に燃え広がる工夫が必要です。
一番下に、小枝などの木っ端を一掴み置きます。その上に、3㎝太さの小割薪をクロスしておきます、その上に普通の薪を4~6本井桁に置きます。
これで準備完了ですが、使ってはいけない着火剤があります。
1 新聞紙 煙突トップが目詰まりして、燃焼を妨げます。
2 灯油などを染み込ませた着火剤は煤の凝着の原因で、煙突火災の要因です。

着火剤などを使う方法もありますが、お勧めは、ガストーチバーナーです。
1000円位でホームセンターで入手が出来ます

火力が強く、炉内も温めるため、上昇気流の発生も早くなり、簡単に着火が出来る、優れものです。あまり強く燃やしすぎると、木っ端に着火しにくいのですが適度な強さで着火してください、1本で1シーズン使用する事が出来ます。
高気密住宅などでは、着火して勢い良く燃えるまでは、窓を少し開けておくと、煙突の上昇気流の発生が早くなり、結果ストーブの温度を上げやすくします。

ストーブの温度を早く上げる方法

ストーブを上手に使う方法の始めの極意です。
ドンドン燃やしてください、ダンパーも、空気口も全開でゴウゴウと音がしても燃やしてください。着火後30分で300℃になるように燃やします。
ストーブの温度が300℃になった時、炉内の薪は熾火になっている筈です、熾火を上手に寄せ合わせ、新しい薪を2~3本投入して、薪に火が回ったら、ダンパーを閉じ、空気口も最小に絞って、薪が炭化して燃えるようにします。
最初に作った熾火が減らないように、上手に薪を投入していくことで、少ない薪で、暖かさを維持できます。

熾火が出来た状態。
新しい薪を投入します。

薪は、熾火の状態になって最高の温度を出します、薪は燃やしてはいけません!
熾火を作った後には、その熾火を減らさないように薪を投入して、熾火作りをするのです。
なかなか、ストーブの温度が上がらないという方は、薪の乾燥が不充分です。
最低でも18か月以上乾燥した薪が必要です、乾燥不十分な薪は、薪から出る水分によって気化熱が発生し、温度を上げる事が出来ないのです、乾いて硬くしまった薪ほど、火が回りやすく炭化しやすいので、長持ちするのです。乾燥不十分な薪は、沢山燃やしても気化熱で温度が上がらないのです。

乾燥不十分な薪は、水分が木口から噴き出るため、気化熱が発生し、温度が上がらない。
18か月乾燥した薪は、すぐ火が回り、炭化しやすく、火持ちが良い。

効果的な薪の補給方法

熾火が出来たら、その熾火を減らさないようにすると、薪の消費量が減ります。
熾火の上に、2時間分の薪を補給します。
太さ8センチ位の楢の薪なら、燃焼時間は2~2時間半です。薪は干渉して燃えますので、2本の投入が必要です。
投入したなら、薪に火が回ったことを確認して、空気の流入を少なくし、ダンパーを閉じ煙突からの熱の流失を減らしましょう、良く乾いた薪なら、ストーブの温度が下がることはありません、トロトロと心地よく燃えてくれる筈です。
2時間して、ストーブの温度が下がり始めたことを確認して、次の補給をします

空気を絞った状態でも、熾火が沢山あれば、300℃を維持する事が出来る。

乾燥が不十分な薪は、なかなかトロトロと燃えてくれませんので、ついつい空気を送り込み、強く燃やしてしまいます、炎の状態では暖かくなりません、熾火の状態にすることで、最大温度が得られるのですから、乾いた薪を用意しましょう
乾燥に自信がない方は、翌日焚く薪をストーブの傍に置いて乾燥をさせてください、薪が温まっているだけでも火の回りが早くなり、熾火になりやすくなります
1日10時間ストーブを燃やすと仮定すると、12~14本位の薪の使用量ですから
小さな薪ラックでも充分、ストーブの脇で乾燥をさせてください。

 

 ストーブの燃やし方についてのご質問をお受けしております。

電話もしくはメールでご返事いたします。

 

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